- ●ライターに記事を頼んでも、毎回修正ラリーが3〜5往復続いてしまう
- ●「指示書テンプレ」で検索しても項目リストだけで、実際に埋めた記入例が見つからない
本記事では、ライター指示書に必須の7項目をまとめたコピペOKテンプレートだけでなく、ECサイト商品説明記事の記入例・トンマナの決め方・渡した後のフォロー方法まで、他の解説記事が踏み込まない実践レベルまで整理しました。
結論、指示書の出来で手戻りの回数は2倍にも1/5にもなります。7項目を埋めた瞬間から、ライターからの質問メールが激減します。
「自分で指示書を書く時間がそもそも取れない」という事業者の方は、吉田Web事務所で指示書設計から執筆まで一括代行もお受けしています。
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この記事でわかること
- 1手戻りを防ぐライター指示書の必須7項目と、項目ごとの書き方のコツ
- 2ECサイト商品説明記事を想定した「実物記入例」つきコピペOKテンプレ
- 3ペルソナ×語尾×距離感の3軸で決める、迷わないトンマナ設計の手順
- 4指示書を渡した後のキックオフ→初稿→FBの5ステップフォロー法
- 5指示書とマニュアルの違い・AI活用の是非など、現場でつまずく4つの疑問への回答
ライター指示書に必須の7項目
指示書に書く項目は、突き詰めると「キーワード/検索意図/ターゲット/参考記事/構成案/文字数/禁止事項」の7つで足ります。これ以上増やすとライターが読み切れず、これ以下だと修正ラリーの原因になります。
上位10サイトが扱う項目を全部足すと20個近くになりますが、実務で手戻りに直結するのはこの7項目だけです。まずは前半4項目(情報系)から見ていきます。
キーワード・検索意図・ターゲット・参考記事
最初の4項目は「誰に・何を・どんな切り口で書くか」を決める情報レイヤーです。ここが曖昧だと、どんなに文体指示を細かくしても記事の方向性がズレます。
| 項目 | 書き方のコツ | NG例 |
|---|---|---|
| ①キーワード | メインKW+関連KW3〜5個を明記 | 「SEO記事お願いします」 |
| ②検索意図 | 読者が「知りたいこと」を1〜2文で | 項目の記載なし |
| ③ターゲット | 年代・職業・悩みを具体化 | 「30代女性」だけ |
| ④参考記事 | 検索上位2〜3本のURLを貼る | 「ググって上位を参考に」 |
※上記の運用ルールは、Google検索セントラル「役立つ、信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツを作成する」で示されている「誰のために」「なぜ」を明確化する原則に沿って整理しています。
特にブレやすいのが③ターゲットです。「30代女性」だけだと、ライターは「共働き主婦」とも「独身OL」とも解釈できるため書き口がブレます。ペルソナ設計の詳細はSEO記事の構成テンプレートの読者像セクションも参考になります。
構成案・文字数・禁止事項
後半3項目は「仕上がりをどこに着地させるか」を決める成果物レイヤーです。ライターの自由度を残しすぎても、縛りすぎても手戻りが増えます。構成案はH2レベルまで発注側が確定、H3以降はライター提案がバランスの良い分担になります。
- ✓ ⑤構成案:H2は発注側が5〜7本固定、H3はライター提案で初稿段階では下書き可。狙うKWは各H2見出しに対応させる
- ✓ ⑥文字数:競合上位の平均±1,000字程度で指定(上位3本の平均文字数をそのまま基準にすると安全)
- ✓ ⑦禁止事項:景品表示法・薬機法に触れる表現、根拠のない断定(「必ず」「絶対」)、AI特有の決まり文句(「いかがでしたか?」等)
⑦禁止事項は、薬機法・景品表示法の違反リスクに直結するため、扱うジャンル次第で3〜10項目まで増やしてください。健康食品・化粧品・美容サービスを扱う場合は、消費者庁「景品表示法」および厚生労働省「医薬品等の広告規制について」を指示書末尾にリンクで添えておくと安全です。
ポイント
7項目すべてを「ライターに書かせる前に発注側で確定」しておくのが鉄則。あとから追加された指示は修正ラリーの最大要因になります。
【コピーOK】ライター指示書テンプレート(記入例付き)
そのままGoogleドキュメント・Notion・メールに貼り付けて使える指示書テンプレートです。左側が空欄テンプレ、右側がECサイト商品説明記事を想定した記入例で、他の解説記事が省略する「実物の埋め方」まで示しました。
納品形式は、修正履歴が追えて共同編集できるGoogleドキュメント公式ヘルプ「Google ドキュメントを共有する」での運用が最も事故が少ないです。
コピペ用:ライター指示書テンプレ
■ 記事タイトル(仮):
■ 公開予定日:YYYY/MM/DD
■ 納期:YYYY/MM/DD 23:59
【1】キーワード
・メインKW:
・関連KW:
・月間検索ボリューム:
【2】検索意図
・読者が知りたいこと:
・読者の最終的なゴール:
【3】ターゲット(ペルソナ)
・年代・性別・職業:
・悩み:
・知識レベル:
【4】参考記事(上位3本)
・URL1:
・URL2:
・URL3:
【5】記事構成(H2まで固定・H3はライター提案可)
リード文(200〜300字)
H2-1:
H2-2:
H2-3:
…
まとめ(300〜400字)
【6】文字数・納品形式
・本文:○,○○○字±500字
・納品形式:Googleドキュメント(コメント権限で共有)
【7】禁止事項
・断定表現「必ず」「絶対」
・景品表示法・薬機法に触れる表現
・「いかがでしたか?」等のAI定型文
記入例:ECサイト商品説明記事(コーヒー豆)
■ 記事タイトル(仮):エチオピア イルガチェフェの味わいと楽しみ方
■ 公開予定日:2026/05/10
■ 納期:2026/05/03 23:59
【1】キーワード
・メインKW:エチオピア イルガチェフェ 味
・関連KW:酸味、フローラル、浅煎り、淹れ方
・月間検索ボリューム:約480回/月
【2】検索意図
・読者が知りたいこと:イルガチェフェがどんな味か・他の豆と何が違うか
・読者の最終的なゴール:自宅で試す価値があるか判断したい
【3】ターゲット(ペルソナ)
・年代・性別・職業:30代女性/在宅ワーカー
・悩み:毎日同じコーヒーに飽きたが失敗したくない
・知識レベル:スタバで豆を買ったことはあるが産地別の違いは未経験
【4】参考記事(上位3本)
・URL1:[競合1のURL]
・URL2:[競合2のURL]
・URL3:[競合3のURL]
【5】記事構成
リード文(250字)
H2-1:イルガチェフェとは?産地と標高
H2-2:味わいの特徴|フローラルと紅茶のような酸味
H2-3:おすすめの淹れ方・焙煎度
H2-4:他の浅煎り豆との違い(ケニア・ゲイシャと比較)
まとめ:350字
【6】文字数・納品形式
・本文:3,500字±500字
・納品形式:Googleドキュメント(コメント権限で共有)
【7】禁止事項
・「必ず○○になる」等の味覚の断定
・「世界一美味しい」等の優良誤認表現
・健康効果(ダイエット・美容)の記載
・AI特有の定型文(「いかがでしたか?」等)
ポイント
記入例の【3】ターゲットのように「30代女性/在宅ワーカー/スタバで豆を買ったことはある」まで具体化すると、ライターが想定する読者像のズレが8割なくなります。
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依頼前に伝えるべき「トンマナ」の決め方
トンマナ(トーン&マナー)は「文章の空気感」のこと。項目名だけは他の指示書解説記事にも載っていますが、具体的にどう決めるかを書いた記事はほぼありません。
私が使っている決め方は「ペルソナ×語尾×距離感」の3軸を順に埋めるだけのシンプルな手順です。
①語尾|だ・である/ですます/フランクの3択
| 語尾 | 適する媒体 | 読者との距離感 |
|---|---|---|
| だ・である調 | BtoBメディア・論説・レビュー | 遠め(専門家↔読者) |
| ですます調 | BtoC企業ブログ・商品紹介 | 中間(店員↔顧客) |
| フランク調 | 個人ブログ・SNS連動記事 | 近い(友人↔友人) |
②一人称・呼称|読者との距離を決める
一人称は「私/弊社/当メディア/筆者」、読者の呼び方は「あなた/○○の方/皆さま」の組み合わせを指示書に明記します。一人称・呼称がブレると記事全体の人格がぶれるため、ここだけは例外なく指定します。
自社の既存記事から「声」をそのまま流用したい場合は、既存記事のURLを2〜3本貼って「この記事と同じ一人称・呼称で」と指示するのが最短です。
③NGワード・推奨ワード
トンマナの最後は単語レベルのNG/OK表の作成です。「絶対」「必ず」「完璧」等の断定表現、四字熟語、カタカナ語の乱用など、自社ブランドと合わない語彙を5〜10個列挙します。
逆に積極的に使ってほしい表現(自社サービス名の正式表記など)もリスト化しておくと、初稿の品質が跳ね上がります。記事のAI臭対策についてはGoogle検索セントラル「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」も参考になります。
ポイント
自社の過去記事から「この記事と同じ語尾・同じ距離感で」と2〜3本URLで指定するのがトンマナ指示の最短ルート。言語化より参照のほうが速いです。
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指示書を渡した後のフォロー方法
指示書は「渡したら終わり」ではなく、渡してからが本番です。ここを軽視して初稿まで放置すると、方向ズレが起きて修正ラリーが発生します。
吉田Web事務所でライター発注を受けたときも実際に使っている5ステップを紹介します。
5ステップの具体的な動き
- 指示書を渡す:Googleドキュメントで共有し、コメント権限を付与。納品期限と中間報告日を明記する
- キックオフ(24時間以内):30分のテキストチャットか通話で、指示書の疑問点をその場で解消する。質問が出ない指示書はまず無い
- 構成案レビュー(納品1週間前):H3以降のライター提案をレビューして方向ズレをここで潰す。本文執筆後の方向修正はほぼ不可能
- 初稿FB(納品時):Googleドキュメントのコメント機能で、修正箇所・なぜ修正が必要か・修正例の3点セットで返す
- 完了・ナレッジ化:修正が発生した箇所は「次回の指示書に追記」まで必ず行う。同じ指摘を2回することをゼロにする
ステップ③の構成案レビューを省くと、修正工数が3〜5倍に膨らみます。本文7,000字の書き直しより、H3構成20行の修正のほうが圧倒的に軽いためです。
補足
修正FBを返すときは「○○は△△に修正してください。理由は〜」の3点セットで返すのが鉄則。理由を省くと同じ修正が次回も発生します。
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よくある質問
Q. 指示書とマニュアルの違いは何ですか?
A. 指示書は1本の記事ごとに毎回作るもの(キーワード・構成・文字数など)。マニュアルは全記事に共通するルール集(語尾・表記ルール・禁止表現など)。指示書=個別の設計図、マニュアル=共通の就業規則と考えると整理できます。詳細は【保存版】外注ライターマニュアル8項目|無料テンプレート付きで解説しています。
Q. 指示書のテンプレは毎回使いまわしてOKですか?
A. フォーマットは毎回同じで構いません。ただしキーワード・検索意図・構成案・参考記事・禁止事項の5項目は記事ごとに必ず書き直します。毎回同じ中身をコピペすると、検索意図とズレた記事が量産されます。
Q. AIに指示書を書かせてもいいですか?
A. 検索意図の分析や構成案の叩き台をAIに出させるのは有効です。ただし納品基準(トンマナ・禁止事項・参考記事)は必ず人間が確定させてください。AI任せにすると、競合と同じ平均点の指示書しかできません。
Q. 文字単価と指示書の詳しさは関係ありますか?
A. 関係します。文字単価1円未満で詳細な指示書を渡すと、時給換算でライターが赤字になり続きません。単価0.5〜0.8円帯ならテンプレ5項目に絞り、単価2円以上なら参考記事URL・トンマナ・NG表現まで踏み込むのが適切です。単価の相場感は記事外注の相場一覧を参考にしてください。
まとめ|良い指示書で外注品質は10倍上がる
ライター指示書は、7項目を埋めたコピペOKテンプレ+トンマナ+渡した後のフォローまで揃えて初めて「手戻りゼロ」に近づきます。同じライターでも指示書の出来で品質は体感10倍変わります。
- ✓ 必須7項目:キーワード/検索意図/ターゲット/参考記事/構成案/文字数/禁止事項
- ✓ テンプレは空欄版+記入例のセットで渡すとライターの解釈ズレが激減
- ✓ トンマナは「ペルソナ×語尾×距離感」の3軸+過去記事URLで一発指定
- ✓ 渡した後のフォローはキックオフ→構成案レビュー→初稿FBの5ステップ
- ✓ 修正が発生した箇所は次回の指示書に追記し、同じ指摘を2回しない仕組みに
指示書の設計から執筆代行までワンストップで
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